繋がる

なるほど。適当に喋ってみるのはあながち無しではないかも。周りに聞こえない声で自分の歌詞でも繰り返すとか。なんのナルシストだよ。弧弦です。



ゆずニューアルバム「リボン」
ゆずのプロデューサー寺岡氏曰く、「30代のゆずの素」という。ゆずの素とはまだメジャーデビュー前の彼らが1番最初に出したミニアルバムなのだが、この言葉すごく当てはまる。懐かしくもあり新しくもありです。とりあえず1曲ずつ。タイトルの横の台詞は、歌詞とかではなく、チラシ的な扱いをされていた「ライナーノーツ」内の各曲作成者の言葉を引用したものです。


1・リアル「今なら『愛』という言葉が使える」
テクノな感じの音も含まれた、オープニングにはなかなかふさわしい曲。確かにゆずというのは、世間で言う「かっこいい」という言葉が当てはまらないかもしれない。この歌詞の内容はまさに「リアル」なのでは。悠仁らしく、ゆずらしい。ストレートな歌詞が相変わらず好印象です。


2・もうすぐ30才「こういう曲を歌いながらツアーを回りたい」
まだ10代の弧弦ですが、この歌から感じるものはわかります。別に弧弦がジジ臭いとかではなく、歌詞がもうね。単純な歌詞なんだけど、「ストレート」という言葉が似合わない。悠仁の言うとおり、本当「リアルな男の歌」ですよ。もうすぐ30歳ぐらいになったとき、この歌を聞いたら逆に今のことを思い出して泣くかもしれません。まだ干支もう1周ぐらいありますけどね。


3・冷めたコーヒー「あのころはこんなことを考えていたんだなあ」
岩沢氏が昔作った曲。アレンジもすっぴんで、ラジカセ音源を意識しているらしいのですが、もうこれ以上の方法はないですねこの曲。たしかにこれは「ゆずえん」に入っていてもおかしくない曲で、昔のゆずのほうが・・って人にはいいかも。歌詞もいいね。この頃の岩沢厚治です。


4・超特急「超特急という言葉しか浮かばなかった」
第2期のゆずが始まるための、第一歩の曲らしい。決別の意味が強いこの曲は、知れば知るほど好きになる恐ろしい魔力。Bメロが2小説ってすごいよね。すごいよね岩沢氏は。「強がって憧れてそして忘れた」っていうのが素晴らしすぎると思う。


5・しんしん「絶望する曲はいらない」
この曲は最強です。弧弦の好きな要素がバリバリに詰まった5分間のバラード。別れというテーマに光がある。悠仁のバラードはコレですよね。また、この曲は寺岡氏ではなく、NHKの「こころ」の曲などで活躍している「吉俣 良」さんという方がアレンジを担当。外部アレンジゃーの曲にハズレ無しです。タイトルから悠仁のバラードであることは予想していたのですが、出来は予想以上。歌入れに心込めただけあって、唄い方もいいです。バラードに「ですます口調」入れられると弱いです僕。泣いちゃいます。


6・ニンジン「自分が納得した上でないと走りたくない」
ゆずにありそうでなかった曲と書いてありましたが、まさに。なんか説明は難しいですが、かっけー。ゆず本人もこのアレンジには「かっけー」と言っていました。フォークでありロックでもある。フォークでもなければロックでもない。なんのこっちゃとお思いでしょうが、本当にそんな感じなんですよ。


7・ヒーロー見参「サビだけあれば成立してしまうような」
これもまさにです。岩沢氏の歌詞は意味深にして時に不可解。「岩沢厚治のロックンロール」と書いてありますが、コレはコレでかっけー。この曲は今までの岩沢アウトロー曲よりもとっつきやすいです。ゆず初心者に1番最初に聞かせる変化球として悪くはないと思います。唄い方もカッコイイなあもう。



後半はまた次回。