寄席

昨日、父親からの誘いで国立演芸場まで「花形演芸会」を見に行ってきました。出演者は落語では古今亭菊之丞さんや林家彦いちさんなど、前座の方も合わせて6名、漫才ではロケット団、昭和のいるこいるの2組といった面々。



形式上当然かもしれませんが、盛り上がったのはやはり漫才。ロケット団は前半時事ネタを多く含み、後半はつい最近笑点でやったラーメンネタ。途中倉本さんがツッコまれて、顔面から落ちるように大きいアクションをとる。う〜ん寄席向きだなぁ。時事ネタ、わかりやすさ、笑うポイントの掴みやすさ。加えて動きの昭和クサさ(笑)。この辺はご年配の方にも非常に伝わる漫才ですな。のいるこいるはまぁいつもどおりな適当感。途中のいるさんがこいるさんの髪の毛のことをいじろうとすると、珍しく適当に流さずにつっかかるこいるさん。それを見たのいるさんは「はいはいよかったよかったよかったよかった(こいるさんのいつもの動き)」と反撃。ベテランさんがこういうギミックを加えてくると面白いですね。高校生でも楽しめましたよ。



落語は正直いくつか眠かった・・。やっぱり元から脚本があるのを話す方々は難しいなぁと。そんな中、プログラムには「おたのしみ」とだけ書かれていた彦いちさんの落語は非常にわかりやすく若者を皮肉る内容、これはオンバト受かるのも頷けるわという落語でした。受かったことは知ってましたがネタ見たことはなかったので。この前がロケット団のネタで印象深かったこともあり、そのネタもいじりつつの進行。ただいじるだけでなくその技術も高く、他にも様々な手段で笑いを誘ってくれました。弧弦のなかでの、「俺でも楽しめる落語家」リストに追加しました。といってもそのリスト2人なんですが。桂三若さんと彦いちさん。



とりあえず今回行ってみてわかったことは、
・枕の部分でやたら電車の話をする落語家が多いということ
・座布団は終わった後、次の人のためにひっくり返すということ
・「お後がよろしいようで」は意外と言わないということ