ついに決定その2

漢字の日である今日は、今年の漢字が発表されました。毎年なかなか的を得ていて、たった一文字なのに関心させられる、1年を思い出させる漢字が発表されますよね。そして2006年。今年の漢字はこれに決まりました。



「命」



なるほど。生まれた命、失われた命。今年はそんな報道が駆け巡ったようです。悠仁さまのご生誕は日本中を笑顔にさせ、飲酒運転、いじめ問題での自殺、失うべきでない命が失われた事件事故。日本中を真顔、不安顔にさせる報道も続きました。尊ぶべきもの、かけがえのないものである「命」の存在を、改めて再認識させられた年であったと。



僕もいくつか予想していたんですが、例えば「学」。学校に関する問題が多く取り上げられたりもしたので、学ぶことの意義、根本なんかを考えさせられる年でもあったかなと。「品」なんてのも考えましたが、これは流行語大賞と被りますしね。あとはスポーツの多かった年と振り返ることが多いので、「体」とか「動」なんかも無しじゃないかなとは思いましたが、こうして「命」という字が発表されると、これに勝る漢字もないかなぁと納得されてしまいますよね。



これを機に過去の「今年の漢字」を振り返ってみたのですが、「震」「毒」「戦」「災」などと結構ネガティブなものが多いです。やはり一年を振り返るというのは、闇の部分を改めて穿り返すようなものなのかなぁと。誰もが新しい年に向けて新たな願いを込めるこの時期。それって、振り返るとそこに辛さがあるからなんでしょうね。



ちなみに今パッと浮かぶ個人的な今年の漢字は「求」でした。いろんなものを求めた年だったと思います。ん〜でも毎年かなそれは。弧弦でした。