えむいち

と、いうわけで。M−1王者はチュートリアルに決定。本命不在と言われる中では、狭い範囲で定跡どおりだったんじゃないですかね。始めてみた時からわりと形式は好きでしたし、チュートがこうやって光を浴びるのは嬉しいことです。



しかし今回のM−1、本当にエンジンの掛かりが遅かったですね。本当にフルになったのは最後の最後のチュートの漫才でやっと、って感じでしたもんね。原因が何といわれれば難しいけど、やっぱりポイズン一発目っていうのがあるのかなぁ。ポイズンが正直不発に近かったので、次のフットが、発揮はしたけども戻しきれなかった。そこからしばらくは水準を上回らず下回らずな漫才が続いたんでしょうね。


フット岩尾、声出してたなぁ。でも弧弦の自論の中に「芸人は声を張ったらつまらなくなる」というのがあることもあり、獲った時と比べて質は低下している気がしました。最終決戦の時とか聞き取れなかったしなあ。あののったりした漫才に戻ってくれよ。みんな昔のほうが面白いんだよ。品庄もますおかもタカトシもみんな。


変ホ長調は、会場も個人的にもドカンと来ませんでしたね。ん〜。ポイズンといいここといい、変り種はなかなか難しいんじゃないかなぁ。僕は準決勝とかの漫才をまったく見てないので一概には言えないのですが、変ホ長調よりも、って言う人たちももっと居たんじゃないかなぁって思ってしまいました。敗者復活のライセンスにしてもね。ライセンスが敗者復活したっていうところまでは嬉しかったですけど、ネタは「ん〜」って感じ。ああいう舞台で、敗者復活で這い上がってきて、10年目でラストイヤーとなったところで「ドラえもん」は無いかなぁ・・というのが正直な感想。ぱい杯のC大会セミドラえもんやったネット漫才師が言えることではないかもしれませんが



にしても今回は決勝進出者や敗者復活はともかくとして、決勝での点数や結果は自分が思うとおりに流れた感じでした。笑い飯も「悪くないけど麒麟よりはちょびっと足りないんじゃないか」と考えていたら1点差で明暗が分かれたり。最後のチュート完勝も納得でしたもんね。しかし麒麟よ。僕はM−1に出る人たちの中では比較的好きなんだよ。いつになったら手が届くのよ。まだチャンスありますよね?本当に頑張って。本当に。



さぁ、来年への戦いは始まっているのかもよ。弧弦でした。メリークリスマス。